俺様ギャンブラー

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「最後のテスト。お前は91、俺は96。よって俺の勝ち。敗者は黙って勝者に従えよ」 なぬ!? またもや負けたの私!? それより!冬芽君のモノになるって事は私まさか冬芽君の… 「パシりにされるの!?嫌だそんなの!」 頭を抱えて唸る私に、冬芽君の呆れた声と、ぐしゃっと頭に大きな手が降ってきた。 「ほんっとにアホだなお前は。俺の女になれってことだっつーの」 「おっ!?どっちにしろ嫌だよ!すいません無理で…」 「賭けに勝ったのは俺だ…。うだうだ言ってんな」 そんな理不尽な!! 尚認めない私に、冬芽君は不敵な笑みを浮かべ、囁いた。 「何なら、賭けてもいいぜ?俺がお前に賭けで負けるはずがねぇからな。お前を、惚れさせてやるよ…禀」 「!?」 …私、中崎禀はどうやら…俺様ギャンブラーにかもられてしまったようです…! 完
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