22人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
涼しい顔をして髪を切るオッチャンが、その時だけは悪魔に見える。
「次の人、どうぞ~」
ヤバい…俺だ…
変に緊張した。
「今日はどんな髪型にしますか?」
うっ…何て言おう…
ここで5cm残さないで短く切るのか…
それともこいつらを生かすために5cm以上残すのか…
でもそんな事したら親父に怒られる…
髪と話せるって言っても信じてもらえないし…
えぇい!情に流されるな!
相手は髪だ!所詮髪だ!!
「短かめでお願いします。」
変にはっきり言えた。
最初のコメントを投稿しよう!