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桜が散ったあと…
花は踏まれて 消えていく
『愛海、隆となんかあった?二人とも変だよ。』
『うん。なんかキツイわ。沙恵には言うね。』
沙恵は黙って私の話しを聞いてくれた。
頭を撫でて、泣いてくれた。
私の心が少しだけ軽くなった。
大空はとても遠いのに
届くハズないのに…
『彼から卒業しよう。』
沙恵が囁く。
わたしはそっと頷いた。
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