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そんな時…、拒絶する側が群衆であればある程、弾かれた者の受ける心理的ダメージや威圧は大きくなる。
私はこれが動物が、獲物がよく見える高い丘に登る姿と似ていると思う。
見渡し、有利な場所に立つ事で自分の保証をしているのだ。
そして、人間は見渡した獲物達の中に自分がいない事に精神の安定を求め、自分が狙われる群衆の1人ではないか…という不安から逃れている。
だが、同族で殺しあう生き物は稀だからこの例えは間違っているといえば間違っている。
それに1人を好む人間もいるからそれが全て正しいとはいわない。
ただ、私の場合は出来るなら友達と呼べる人が1人くらい居てもいいんじゃないかと思うだけだ。
別に獲物も獲物同士で群れればい訳で、みんなそうやって上手く生きているが、私はそういった人からも無条件に弾かれる。
もちろん話しかけてくる同性や、付き合いを求める異性もいたし、私自身も自ら声をかけたり頑張っているつもりだ。
だがその度に私が他の人に見えない何かを見たり、うっかりそれと話たりするからいけないので。予防策のだんまりすら『無口で付き合いにくい人』…となってしまうのだから究極だ。
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