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「今日の夢は、なんかすごかったなぁ」 これは、ある夢の始まった日の翌日の朝、ベットの上で呟いた一言だった。 そんな言葉を言い出すのも無理ないだろう。その夢は、いつも自分がこんな世界だったらイイのにと思ってる、そんな夢のような夢だった。 僕が、どれほどその夢に思い入れがあるかと言うと、普段から考えてるだけではなく、その事で小説を書くくらいなのだ。  「また、昨日の夢の続きっぽかったなぁ」 これは、初めてこの夢をみてから、一週間後のベットので呟いた一言だった。 なぜか夢の中は、どんどんリアルに近づいて行く。 なぜか、普段の学校やクラブの方が夢みたいに思えてきた。このまま夢がリアルに、リアルが夢になったらイイのに。 なんて、思ってみたりもした。だけど、そんな事ってありえないよね。夢は、夢でリアルは、リアルなんだから。 そんな事を思いながら、もう一年も経ったなぁ。 「今日の夢は、学校で勉強してクラブしたような夢だったような」 なんか最近、リアルが夢になってる…… まぁ自分が望んだ事だけど…… もし、このまま普段、思ってる世界がリアルになったら…… 僕は、大切な人を守るために、銃の盾になって死ぬ事になるんだけど… そんな事を考えてたら、そんな日が……来た…… こんなんなら、夢は、夢でリアルは、リアルでよかったのにな……
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