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『よし、決~めた』
皆、心の中で必死に願った。
―――俺・私・僕じゃありませんように!!
先生が次の言葉を言う間が、永遠のように思えた。
『秋月さん』
皆、安堵のため息をしたり歓声をあげたりしていた。
それほど皆にとって生徒会室は嫌な場所なのだ。
そんな中、私だけ呆然としていた。
名前を呼ばれてから頭がフリーズしたようだった。
フリーズが解けたのは、先生が私の肩にポンと置いた時だった。
『よろしくね、秋月さん?』
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