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これが私がここに来た理由だ。
来たはいいものの誰も居ず、どうしようか迷っていたら…
『邪魔』
『ヒィ!』
後ろから低くドスの聞いた声が聞こえた。
私は反射的に肩をビクつかせる。
聞いたことのある声だった。
おそらく私の予想は外れないだろう。
ゆっくり後ろを振り返る。
そこには想像どうりの人が顔をしかめて立っていた。
『…生徒“壊”長…』
自然と彼の名前が出てきてしまった。
『あ?』
彼は不機嫌そうにこっちを見てきた。
『ヒィ!すいませんでした!』
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