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私は生徒会室から出ようした瞬間、彼の後ろに立っている人にぶつかってしまった。
『おっと…』
『あ!す、すいません!』
反射的に謝る私。
顔を見ると知った顔だった。
生徒会快計の青本亮さんだ。
彼は生徒会の中でも最も良い人として人気が高い。
私も二、三回見たことがあったので覚えていた。
『だ、大丈夫ですか?!』
『大丈夫大丈夫。そっちこそ平気?』
亮さんは笑顔で返してきてくれた。多くの女子はこの笑顔にやられるらしい。
私も人のことは言えないが。
『あ、だ、大丈夫です、はい』
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