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『ところで、何か用なのかい生徒会室に』
亮さんの一言でここに来た理由を思い出した。早いとこ終わらせて、壊長から離れたい。
『あ、はい。えっと、その』
『はっきり喋れ!』
『はひい!?』
壊長に怒鳴られました。
『まぁまぁ壊長、落ち着いて。』
すかさず亮さんがたしなめに入ってくれた。あぁ亮さんありがとうございます!
『とりあえず中に入りなよ、立ち話もなんだし』
亮さんが生徒会室の扉をカラカラと開けて、中に入る様に促してくれた。けど、壊長から早く逃げたい…
『あ、その、うちのクラスの名簿を取りに来たんですけど、あ、石蔵先生のクラスの』
『あぁ香澄美か』
壊長が部屋に入りながら言った。か、香澄美!?先生を呼び捨て!?しかも苗字じゃなくて名前!?
『そういえば来てましたね、待ってて下さい、あると思いますから』
亮さんは、部屋に入り、机の上に山積みにされた書類を漁り始めた。
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