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するとこれ以上耐えられないのか、新入生の一人の男子が席を蹴って立ち上がり
「なんなんだよ、お前は!?俺らの入学式をぶち壊したいのかよ!?」
とメガネの人に向かって叫んだ。
―――もう既に壊れてるって。
と思ってしまった。
メガネの人は「あぁ~?」と言って目を細めその男子の方を見る。
『俺が誰かだと?んなのお前に関係あんのか、餓鬼が』
今の言葉で限界を超えたらしい。
「あるに決まってんだろうが!!」
と殺意をメガネの人に向かって放った。
メガネの人はそれをものともせず、それどころか火に油を注いだ感じになり、堂々と教卓の上に仁王立ちをし、唱う。
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