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ドンッ!!
うつむきながら歩く私は、何かにぶつかった。
「イテテっ!」
ハッと前をむく私に黒い何かがしゃべってた。
私「ごっごめんなさい。」
「オイオイ!ちゃんと前見て歩かないとダメじゃんかぁ。転んじゃうよ。」
黒い何かは、優しい声で私に言った。
黒い何かは、黒のスーツに白のYシャツを少しボタンを開けて着ていて、甘いような爽やかなような香りがした。
顔を見ると、犬っぽくて、やさしい顔をしてた。
男「って、泣いてる?どっかぶつけた?どっか痛い?」
私「うっうぅん!違うの。違うから!何でもないから…」
話しかけられて私はなんだか余計に悲しくなってきて、さっきよりもたくさん涙が出てきてしまった。
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