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昔の事に思い耽っていると腹が減ってきた。時計を見たらもう昼の12時を回っていた。
「そろそろ飯にするかな。って言っても何か食うもんあったかな。」
瑠衣はキッチンの横にある冷蔵庫をあさった。冷蔵庫の中はオールレトルト。両親はたまには自分で料理を作れと言ってはいるが、瑠衣は「まあ男の一人暮らしだからしょうがない」と半ば開き直っていた。
瑠衣は料理はできる。材料さえあればかなりの物は作れる自身はある、一人暮らしの前に母親に無理矢理に料理を教えられたからだ。それなのに瑠衣が料理を作らない。理由は、「作るのめんどくさい。レトルトで十分。」だった。
技術の発達した今、レトルトもかなりの高レベルだった。
安い・早い・旨いの三拍子がそろっているので瑠衣は何か無い限り自分で料理を作る事は無くなっていったのだった。
瑠衣は適当なレトルト食品を温め皿にもって食べた。そして、食べ終わった皿を洗い終わった時は1時になっていた。
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