抱きしめたい背中

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「瀬川くん、尚美、お疲れ。これタオルね。」 「おっ、相野サンキュー!!最後まで完璧なマネージャー」 瀬川くんは無邪気に私から渡されたタオルで顔を拭く。 「最後とかせつないから言うな!!それじゃ、また明日ね。尚美も」 私は二人に手を振った。 「先輩、また明日」 「相野!!」 「ん?」 「…今までサンキュ」 「…うん。」 彼は最後までいい部長で、私は最後まで完璧で、そつのないマネージャー。 ただ、それだけ。 *おわり*
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