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神介はボンヤリとため息をついた。
ここ数日、例のオタク(神介の独断より)に後を付けられている気がしてならないのだ。
例えば今日の朝。
いつものように朝食をとっている時。
なぜか窓の外に人の気配(ただの人ではないと神介は直感)がしたのだ。
登校している時もだ。
後ろであきらかに神介をつけている人物がいる。
いやな予感しかしないので極力気にしないことにしたが…。
で、今に至る。
はあぁ…。
再び、神介は深々と息をついた。
早くクラス替えしないかなと思いながら…。
しかしその儚い願いを、わざとらしく壊すように神介の悩みの種、オタクが高らかに笑いながらやって来た。
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