第二章~神介の憂鬱の行方~

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「甘いですわ神介さん! 日々萌えという名の刺激がなくて何が青春でしょう!」 「……」 ビシィッと効果音をつけながらオタクこと杏奈がやってきた。 「…少なくとも萌えと青春には共通点などないと思うが?」 神介が言うと今度は杏奈が沈黙した。 「私、あなたの裏のお顔を掴むと決めたのですわ」 「…そんなことに力を入れるより、朝の課外授業に出ることに力を入れては?」 「それとこれとは話は別ですわ 覚悟を決めておくことですわね、この私に狙われて逃げられた方はいらっしゃいませんのよ…?」 「……はぁ…」 杏奈はホホホホホ!と笑い(叫び?)ながら去っていった。 まだまだ神介の憂鬱は続くのであった。 更なる憂鬱が増えるのはまだ、後の話…。
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