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そして8時になった
金水が来た
『てめぇー!!喧嘩うってんのか』
金水は叫んできた。
その手にはバットをもっていた
「別にしてないし…俺悪いこと言ってないし」
金水がいきなり胸ぐらを掴んできた
『ってめぇ~。シャシャってんじゃねぇよ!!』
「放せよ」
俺は腕を払いのけた
金水は少しびっくりした様子だった
しかし金水は気を取り戻して、バットを構えた
そして次の瞬間
スワァァン
間一髪俺の目の前をバットが縦一線で通っていった
俺はダッシュで金水の所にいき、腕を掴んだ
相手の手首を捻った
どすっ
バットが金水の手から落ちた
それを見た俺は金水の腹に蹴りを入れた
金水は少しゆるんだ
その隙にバットを遠くに投げた
ドカっ
金水が後ろからタックルしてきた
そして俺は倒されマウントポジションをとられた
金水が俺の上から殴ってくる
必死になって下でもがいた
下から金水を殴って弱った、その間にマウントポジションから逃れた
立ち上がってすぐに俺は金水の顔面を殴った
金水もやり返そうとしたが、俺がなん発も殴って反撃出来なかった
そしてトドメに蹴りが金水の頭に入った
『わるかった』
?
!!
その蹴りが入ってしばらくして、金水が涙目になりながら発した言葉だった
終わった
たわいもない事から生じた喧嘩がやっと終わった
それからの事はあまり覚えていない
どうやって家に帰ったかなど全然覚えていなかった
つぎの日に洗面所で右目が腫れていた
よくこれだけですんだなと思った
そして朝食を食べ学校に行くため家を出た…
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