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「……そこで気付いたらこのビルの前にいた、と」
「…はい」
「ま、早い話、俺が拉致って気絶させてここに運んだ。それだけのことだ」
もはや回想シーンの役割すら担ってねぇ。
「相変わらず佐々音さんも乱暴ですねぇ。回想シーンを交えながら物語を整理するという、最もポピュラーでストレートでスマートな方法が滅茶苦茶じゃないですか」
「おれがポピュラーでストレートでスマートな奴に見えるか?」
「「見えないですね」」
「ステレオで突っ込むなよ」
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