゚+。出会い。+゚

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話してみたいっていう気持ちだけじゃ何も始まらない。   そんなのわかってる…。   でも勇気がない…。   【カサッ…】   何?手紙?   「俺知ってるぜ。お前山川のこと好きなんだろ?いつも山川のことみてるだろ?返事くれよ。竹本」   だからなに?お前には関係ないだろ。   人間ってなんで人をおちょぶるのが好きなんだろう。僕にはわからない。   でも人言われるとなんだか本当に君のこと好きってことを実感してしまう。   自分では、そんなことない。ただ気になるだけ。って思っている。 実際は違うんだ。   授業が終わったらきっと竹本に言われるだろうなぁ…。 しつこいほどに…   「おい!無視するなよ!別に良いけど…。」   なら話し掛けてくるなよ。よくわからないやつだ。   「別に…興味ないから。」   「興味ないはないだろ?いつもみてるんだし…」   こうゆうときって一番めんどくさい。 興味ないって言ったらそれでいいじゃん…。   「好きじゃないよ。てか次移動だから先行くわ…。」  次が移動でよかった。 じゃなければずっと言われていただろう。   「待てよ!俺も一緒に行く。」   こないでいいし…   そう心の中で言った。 それにしてもしつこいやつだ…。  
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