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今のご時世、入試結果はネットで簡単に確認ができる。
便利な世の中だと思う半面、人生の分岐点ともいえる一大通知がこんなもんで終わってしまうのだなぁと脱力感を覚えた。
きみは大学に行ったほうが良いね
とかなんとか適当なことを言われて、適当に勉強して、適当に受けた大学は見事に不合格の烙印をくらってあたしの視界に返って来た。
「すげぇな、」
あたしは思わず独り言を零した。
「この列で落ちてんの、あたしだけだ。」
やはりあの適当さがバレたのだろう。きれいな順番で受験番号が並ぶ途中、ひとつだけ抜けている番号。それはあたしだとすぐにわかった。
それが妙にしっくりきて、そして滑稽で、一通り笑ってからどうしたことかしばらく酷い無気力感に襲われてしまった。
けして、大学に落ちたのがショックだったわけでなくて、
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