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俺は,この物語の主人公の「桐生 諒」
部活もやっていないし,とくに,熱中するものもない。
毎日だらだらと,夏休みを過ごしていた。
彼女にもフラれ,落ち込むばかりだ。
ある日
諒は,補修のため,いつもつるんでいる親友の優希と一緒に学校に向かった。
「あちーし,面倒だなぁ」
優希がダルそうに歩きながら呟いた。
それは言えてる。
俺も勉強は好きじゃないし,成績も悪い。ましてや補習なんてめんどかった。
優希とは考えもほぼ同じだし,性格もかなり似てた。
でも,優希とは違うとこがひとつあった。
それは
【かなりのモテ男】って言うこと。
「なぁ,諒,お前彼女欲しくないのか??」
俺がそんな考え事していたら急に話しかけられた。
「俺は…別に…興味ない。」
はっきり言って,前の彼女がまだ忘れられてない部分があった。
「そうゆう優希はどうなんだよ?」
凄く気になっていたこと。だってモテるのにすべての告白を断ってるらしい。
「俺はー…俺を顔で選んでる奴ら嫌いだから!」
と言ってあっかんべ-をした。
そんな優希は俺でもカッコイイと思った。
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