11月イベ 1 小説

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  父上と母上がいた時の君は国民の誰からも好まれる程明るく優しい笑顔で、誰よりも国を考えてくれていた。 でも君は女王になってから 可愛らしい君が少しずつ消えていった。 君は少しずつ変わっていった。 お金遣いがあらくなった。 衣服も宝石も増えた。 誰にも好かれていた君は、だんだんと誰からも嫌われる女王になっていった。 誰も女王に逆らえなかった。 誰もが女王に不満を抱いた。 でも僕は君を愛していたから 君は僕を愛してくれていると信じていたから 君を守ったんだ。 君を嫌う全てを 君が嫌う全てを 君から離した。 君が愛しかったから。  
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