11月イベ 1 小説

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  僕は腰にある剣を手に握る。 ……カタ 立ち上がる時にした物音に二人がこちらを見る。 「誰かいるのッ!? 姿をお出し」 美しい天使のような 醜い悪魔の女王(キミ)が言う。 剣を持ったまま僕は扉を開ける。 「あ、貴方!」 女王(キミ)は僕に驚きすぐに表情を変え僕に言う。 シーツをまとい、助けを求めるように泣きそうな顔で擦り寄って。 「あ……あの男が、いきなり私の部屋にきて私を……ッ」 その言葉を聞き男は王女に言う。 「お、王女……酷いぜ。俺を見捨てるのか」 「王、あんな男の戯言に耳を傾けないで。私を信じて下さい」 泣きながら言う全てが嘘だなんて。 僕はその手に持った剣を強く握りしめる。  
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