プロローグ

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「ソラ。お前はセレスの掟を裏切った者として天界から追放する。」 威圧のある低く轟く声がゼブルの神殿から響いた。 「しかし、私は何もしていません!!本当です!!信じてください!!」 ソラの泣き叫ぶ声も届かない。 「大天使ミカエル様!!お分り下さい!!私は無実です!!」 「すまない…。神の決めた事には逆らえない。」 ミカエルが悲しそうな声で言った。それでもまた低く轟く声が響いた。 「今からそなたを下界へ送る。そこで罪を償ってくるのだ。」 そして下界へ送る扉の前に飛ばされ、そこからソラは追放された……。 それは、もうすぐ夏休みになる時期で、とても暑い日だった…。
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