過ち

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女は今までで一番恐ろしい顔だった。 ユウタはあまりの迫力に座ったまま腰を抜かしており、股間の辺りがじんわりと温かく濡れているのに気付いた。 『…殺してやる』 女はいつの間にか真顔に戻っていた。 『おまえなんか…このアタシが殺してやるよ』 女はユウタを何度も蹴飛ばした。 ズダア! 大きな音を立て、ユウタは派手に転がっていた。
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