罪と罰

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オレは、物ごころついた頃から女の子という存在が苦手だった。 幼なじみの女の子には中学生になった時点で全く相手にされなくなり、自分の実の妹ですら、小学校の高学年になると口答えすらさせてもらえなくなっていた。 思春期ともなれば同級生の女子なんかは、色気づいたり自己主張がますます強くなり、性格はきつくて恋愛対象なんかに絶対ならなかった。 奴らは声が大きくて話も行動も下品で、パンツなんか平気で人に見せて大口を開けて笑ってる。
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