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ユウタの計算が正しければ、今夜は監禁されてから10日目の夜だった。
そして落ち込んだ気持ちと共に、徐々に体に力が入らなくなってきたのを実感し始めていた。
ふと、ユウタは正座をしながらぼんやりしていたのだが、気付くと部屋の中に男がいて自分を眺めていることに気付いた。
何事かと思い、生気のない顔でゆっくりと振り返った。
すでにユウタは男に対して何も言う気にならず、ただ黙って男を見ていた。
そして男もただ、そこに座り込んでユウタを見ているだけだった。
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