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この手記は、とある小さな港街の崩壊寸前なボロ屋にて地元警察により発見された。
びっしりと小さな文字に埋め尽くされた文面は、精神的に病みきった者が書いたかのように見られる。
何よりも内容から察して、極度の精神的不安定にあり、被害者妄想もしくは何かへの恐怖によって強い脅迫観念を抱いていたようだ。
今回の内容については、あまりに無意味と思われる部分も多く、ノート二冊に渡る長文なので私なりに解説を交え公開したいと思う。
時は1997年、舞台はこの港街R市で、作者は都心部より何かから逃走してきた若い女性である。
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