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全てを先程の様に掲載はして行けないが、一冊目の七割近くは、何かによる呪いと、それに対する恐怖と、アイツラに対する恨みが書き連ねてある。
中でも呪縛の象徴として書かれているのは、悪魔であり、時に無数の蜘蛛や蜥蜴や蝙蝠に置き換えられていた。
私が思うに、彼女の恐怖の対象を表す為の生物の表現であり、見えない悪魔を伝えようとしたのだと思う。文面が書かれた時間も深夜から早朝に偏っており、暗闇から抱く恐怖や幻覚から書いていたに違いない。
一冊目のノートの後半にもなると5日が経過しており、恐怖に耐えながら、彼女はこの小屋で震え続けたのだろう。
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