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痛みは増し、苦痛の中に彼女は身を切り刻まれた。前回のラジオ人間に続き、また彼女の水死体も奇妙な状態であったので、このイカレタ文章に触れるしかなかった。
遺体には確かに赤子の爪痕があり、あちこち小さな傷から大きな傷を負っている。文面の通りの生物によるものとおぼしき跡があった。
思い込みにより、聖痕(スティグマーダー)の様に傷が現れる症例は事実、存在しているようだし、その可能性は否定は出来ぬが、起きたままに幻覚に数日間も攻撃されるなんてあるのだろうか。
そして、この二冊目の最後にて更に謎は深まり紐解いて行くのだ。狂気の果てに彼女が見たものが、私にはまだ想像にも及ばない。
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