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…パ タンっ
少し肌寒い廊下で向き合う
ドアの向こうからは、みんなの楽しげな声が聞こえてくる。
「えっとなぁ…
雪沙……『 ねぇ! 』
深刻に話だす、すばるの言葉に、言葉を重ねる
『き…昨日は楽しかった!
1年記念日ー、すごくすごく今までで1番幸せだった!』
「……。」
『今までもずっと幸せだったけどー♪今までの中で1番てぐらいほ、ほんとにほんとーに幸せで!!」
幸せな、笑顔で伝えれてる?
でも…――涙は自然に溢れてきてしまう…
『あ…愛してるなっ…、てほんと、じっ実感し て…』
「雪沙…、もう…
すばるが苦い顔をしている
『今日もさー!…もきょっ去年みたいに、またみんな一緒にパーティーできたしさー!
私ほんとに幸せ者だなぁって……』
いつかもこんなに泣いていたら…
静かに抱きしめてくれてたよね…?すばる…
『ほんとす「雪沙!」
「もう、わかってるやろ…?」
『………。』
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