夕日

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もう肌寒い季節になった この時期の夕日をながめると毎年必ず思い出すことがある もう何年も前のこと 君と過ごしたあの時を 時がすぎるのは早い 十代の二年間というかけがえのない時間 君と過ごしたあの時間 今でも僕の心の半分以上つかんで離さない 君が今、あの頃をどう思ってるかはわからない 僕は幸せだった でもそれは僕だけの自己満足なのかもしれない 少なくともこれだけは確実に言える あの時僕は、初めて心から人を愛した 初めて人をいとおしいと思った 今は二人別々の道を歩んでる あれからいくつもの歳を重ねたけれど 今日まであれほど一人の人を愛せていない それぐらい好きだった 大好きだった でもあれはもう過ぎ去ったいい思い出 今は君は何してるんだろう 幸せにしてるんだろうか そうあってほしい 秋の夕日は何かせつなさやさみしさがただよってる 何かせわしない昨今 そんな夕日を見ながら楽しかった過去を思い出してみるのもいい
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