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(莉佳side)
結衣が居なくなった。
それでも学校はちゃんと行った。
本当は行きたくなかった。けど心配かけたくもなかったから……
だけど騒ぐ気にもなれず友達からの誘いも全部パス。
そうやって時間は過ぎていった。
気付けば中学三年。
受験生だ…私は結衣と一緒にいく高校に入るつもりでいた。
心の何処かで『結衣がいるかも……』って思っていたから………
そんなある日だった。
私は夢を見た………
「り………か……莉佳……お願い………笑って………」
この声で目が覚めた。
私の名前を呼んだ……間違なく結衣の声……
最後に言った言葉……
そう結衣が私と最後にした約束………
私は守れずにいた。
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