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第9章 ハリコフ クラスノグラードの戦闘
【1943年1月22日クラスノグラード】
●クラスノグラードはウクライナ東部の都市ハリコフ南西へ 約100Km程の市街。
●LAH旅団は1943年1月22日にハリコフの再占領を命じられた。作戦はドネツ~ドニエプルで激しく戦われたのだった。
[出撃する、戦車部隊を見送る]
【デートリッヒ】
『諸君! クラスノグラードにようこそ! そして、思う存分暴れるんだ! 行って来い!』
【リッペンドロップ※】
『パパ・ゼップ! ハイル・ヒトラー!』
[先鋒を行く、PZ‐4G]
ビュバッバババババッ
[次々と出発する、6中隊]
ビュバッバババババッ!
《※=ルドルフ・フォン・リッペンドロップSS大尉。 第1SS戦車連隊 第6中隊 中隊長。クラスノグラードへの戦闘で、先鋒を指揮した。〈俺等の部屋に記載〉》
[そして、13中隊]
【デートリッヒ】
『お前等も暴れて来い! 敵を踏み潰すんだ! さぁ 行って来い!』
【クリング】
『パパ・ゼップ! ハイル・ヒトラー!』
[出撃の挨拶をする]
ビュバッ バッ バッ バッ バッ!
[雪中を行く、ティーガー]
【ミヘル】
『パパ・ゼップ! ハイル・ヒトラー!』
【デートリッヒ】
『おい英雄! 朝飯は食ったか! 腹ペコでは闘えんぞ!』
【ベルゲス】
『ぷっ!…』(笑)
[ミヘルに飛ばしたヤジを笑う]
【ミヘル】
『まだ、憶えていたのかよ… 腹ペコかぁ…』
[ロシアの雪中の中へ進む、ティーガー]
●装填手ハッチに立つベルゲス、キューポラに立つミヘル。パパ・ゼップに見送られ、以前の朝飯の件をヤジられたのだった。
[功2級鉄十字勲章授与の時]
●LAHの行く手を阻むのは… 深雪だった。 秋は泥濘、冬は深雪… 踏んだり蹴ったりだった。ミヘル達はやっとの思いで、アレクセイエフカに入ったのだった…
●先鋒隊を行く、リッペンドロップSS大尉達の第6中隊は、何とか足場の良い 街道に出た〈除雪処理後?〉。暫く行くと、以前にも有った 路上放棄車輌が… 今度は赤十字の入った衛生隊の車輌だった。
【1943年1月26日アレクセイエフカ】
[街道沿い]
ビュバッ!バッ バッ バッ …キキィィッ!…
[前を行く、隊列が停まった]
【クリング】
『とまぁれぃ!』
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