第9章 ハリコフ クラスノグラードの戦闘

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【クリング】 『リッペンドロップSS大尉の言う通りだ ミヘル ラッチバム火点を撃破したのだけでも、素晴らしい事だ!』 【リッペンドロップ】 『そうだぜ! 我が中隊は戦車を殺られ、死者を出し、何も出来ずに居た。 ラッチバム撃破… 更に戦車撃破は欲張りだよ! 世の中には、戦功に縁の無い者の方が多いのだよ! 元気を出しなさい』 【バルディー】 『リッペンドロップSS大尉 助言有難うございます』 【リッペンドロップ】 『困った事が有れば相談に来なさい 助言ぐらいは出来るかな。 しかしここにはクリングSS大尉が居るぜ! SS伍長』 【バルディー】 『バルタザール・ヴォルです。 皆はバルディーと呼んでます』 【リッペンドロップ】 『バルディーSS伍長 憶えておこう…』 ★リッペンドロップSS大尉は、ミヘルに元気付けをし、バルディー達 部下には礼を持って接した。 これはミヘル達に或意味大きな衝撃を与えたのだった。 リッペンドロップSS大尉の貴族の器の大きさに只 只 驚き、又 憧れた。 【バルディー】 『どうでした リッペンドロップSS大尉は…解釈の取り方が我々とは違いますが?』 【ミヘル】 『やはり、違うな! 物の考え方が… 名前にフォンを付ける家柄は… 俺は農家だ! 無理だな!』(笑) 【キルシナー】 『なら、詰まらない戦功で、立ち直りましたか?』 【ミヘル】 『全くだな! 自分自身が恥ずかしいな! リッペンドロップSS大尉かぁ… 』      ★ミヘルは、この時      から変わったかの様      に戦功にこだわら無      くなった。  【1943年2月10日アレクセイエフカ村】      【防御最前線 1900】 ★ロシアの冬将軍は、LAH達の進撃を遅らして居た。 また、イワン達の抵抗も徐々に激しくなり始めた為、アレクセイエフカ近郊より ハリコフへの進撃は難しかった。   [アレクセイエフカ村 宿営家屋] 【ベンドルフ】 『スターリングラードの同胞達も壊滅したそうだ… このままではスターリングラードの二の舞になってしまう… パパ・ハウサーは命令を遂行するのだろうか?… 』 【シュッツ】 『さぁ… 俺は解らないなぁ… ミヘルはどう思う?』 【ミヘル】 『パパ・ハウサーは、 意味の無い闘いはしないと思うぜ そんな気がする… 』
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