第9章 ハリコフ クラスノグラードの戦闘

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    [ツネキチの会見] ★ソビエト連邦〈U.S.S.R.〉は最新鋭の装備や兵器、訓練された部隊は極東のウラジオストクを中心にイルクーツク迄に構えていた。 バルバロッサ作戦では日本の動向が北進か… 南進か… でウラジオストクの極東シベリア軍をどうするべきかで 待機せざるを得ない事になっていた。   ★日本軍は、1941年12月8日〈日本時間〉ハワイとフィリピンを攻撃した。これにより、【ゾルゲ】による、スパイ情報が南進と確信した。 ★画して、待機中だった 極東シベリア軍をシベリア鉄道でモスクワに招集し、スターリングラードの包囲を実施した。 更に極東シベリア軍は、ロシアの冬将軍には強く 深雪でも機動力を発揮してドイツ南部軍集団を圧巻させた。 スターリングラードの次はハリコフへ目標を向けていた。   【1943年2月14日 0030時】   【アレクセイエフカ近郊集落】 【SS歩哨①】 『なぁ、退屈だなぁ… イワン達も寝てるんじゃぁねぇか?』     [壕にて監視警戒] 【SS歩哨②】 『違いねぇな! 物音一つしない! 静かな物だな… 』    [最前線での警戒監視である]      カリカリ カリカリ カリカリ     [連絡用有線が鳴る…] 【SS歩哨①】    ・・・ん?…なんだろう… 『はい! 此方 監視所』 【歩哨監視指揮所】 『只今 他の監視所からの連絡で 敵戦車と思われる排気音を聴いたそうだ! 警戒監視厳重にせよ!』 【SS歩哨①】 『えっ? こんなにも平和ですよ!… 』 【歩哨監視指揮所】 『馬鹿者! 何が平和だ! 貴様 イワンを見逃したら銃殺だ!』 【SS歩哨①】 『は はい!… 申し訳ありません! 警戒活動密にします!』 【歩哨監視指揮所】 『解ればよろしい 何か異変が有ったら連絡せよ! 連絡終わり!』 【SS歩哨②】 『どうした?』 【SS歩哨①】 『何でも、イワン戦車部隊らしき排気音が近付いて居るらしいぜ!』 【SS歩哨②】 『何だとぉ 本当かよ… 聞き間違いでは無いのか?』 【SS歩哨①】 『見逃したら銃殺だそうだぜ… 』 【SS歩哨②】 『指揮所の豚野郎目! 高見の見物か!』 【SS歩哨①】 『仕方無いさ! 俺達はSS1等兵だからな』
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