第1章 死神降臨 エピソード

5/10
前へ
/222ページ
次へ
★セバスチャンはジャンの知らせを受け、直ぐにカーン警察署に向かい、現地の工事現場監督者と警察官の立合いのもとで、昨日の現場に足を運んだのだった… ・・ブロ ロ ロ ロ ロ ロ …キキッ…バタン! 【フランソワ】 『ローブルさん!ここが現場ですね…』 【セバスチャン】 『は はい!』 ★セバスチャンとジャンは緊張しまだ、移設処置をしていない現場のシートをまくった… 【セバスチャン】 『お~ぉ!これは紛れも無い埋葬跡地だ!』 【ジャン】 『其の様ですね!』 ・・・ザクッ ザクッ ザクッ … 【セバスチャン】 『ジャン出て来たぞ…調べるんだ…そ~っとやるんだぞ』 【ジャン】 『解ってるさ!』 ★遺体に付いて居る認識標を確認した… 【セバスチャン】 『認識標リストを見せてくれ』 【ジャン】 『はいよ』 ・・・おぉ~! ★興奮するセバスチャン… 【セバスチャン】 『ジャン!見てろよ!…右側から行くぞ!見てろよ!』 ・・・・ガルドルフ・ヒルシェル次だ、ハインリッヒ・ライマース、次だ!カルル・ワーグナー、次だ!見てろギュンター・ウェーバーだ!解るか!…ジャン!…そしたら…ここに居る遺体は…誰だと思う?… 【ジャン】 『まさかビンゴかぁ』 【セバスチャン】 『そうさ!ビンゴだぁ!』 ★1944年8月8日の日付でティーガー007号車搭乗員よ!栄光あれと書かれた石盤が… 【セバスチャン】 『やっと見つけた!やっと見つけた!うおおぅ!』 【ジャン】 『認識標を照合するぜ!』 【セバスチャン】 『あぁ頼むよ』 【ジャン】 『おめでとうセバスチャン…奴だ間違い無い』 【セバスチャン】 『有難う…ジャン…ソフィー…』 ・・うっうっ… ★二人の様子を見てカーン警察のフランソワ警部補は質問をした… 【フランソワ】 『誰何ですか…仏さんは?』 【セバスチャン】 『死神さ!』 【フランソワ】 『死神?』 【ジャン】 『フランソワ警部補、彼は前大戦のドイツ陸軍兵士最強戦車兵、ミハイル・ヴィットマンSS大尉です』 【フランソワ】 『前大戦の戦車兵…ミハイル・ヴィットマン?…そんなに凄いのか?』 【セバスチャン】 『前大戦当時のドイツ陸軍戦車兵のトップの成績を残して、1944年8月8日にカーン市郊外のサントー近郊で戦車戦の末、戦死しました』
/222ページ

最初のコメントを投稿しよう!

175人が本棚に入れています
本棚に追加