第1章 死神降臨 エピソード

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【フランソワ】 『大戦半ばで…ドイツ陸軍の最高スコアーを叩き出したなんて…まさに死神だな…』 【セバスチャン】 『フランソワ警部補…勘違いしないで下さいよ!…』 【フランソワ】 『何故、勘違いなのかね?』 【セバスチャン】 『彼は、それだけの兵士では無い様ですよ…それが知りたけば…有る人と会いに行きますか?』 【フランソワ】 『有る人?…誰かね…』 【セバスチャン】 『実は…ヴィットマン夫人が居ますが…会って見ますか?…無理にとは言いませんよ!』 【フランソワ】 『会いに…何処迄なのか?…』 【セバスチャン】 『・・・西ドイツです…』 【フランソワ】 『西ドイツか…無理だが…』 【セバスチャン】 『解りますよ!…警察官ですからね!…』 【フランソワ】 『でも…興味が有るなぁ』 【セバスチャン】 『えっ?何故ですか?』 【フランソワ】 『今、君達が言ったじゃ無いか!…只の死神じゃ無いと…』 【セバスチャン】 『解りました、夫人立合いの時は、御呼びします…』 【フランソワ】 『あぁ…頼むよ』 ★ジャン、セバスチャンはフランソワ警部補と別れ、確認最後の手続きである、ヴィットマン夫人に会いに行き、立合いを依頼する為だった… 【数日後…西ドイツ、バイエルン州の片田舎】 ・・・ブロ ロ ロ ロ ロ …(運転) 【セバスチャン】 『良い景観だな…ジャン』 【ジャン】 『そうだな…ボルドーのワイン畑を思い出す様な眺めだな…』 ・・・ブロ ロ ロ ロ ロ… 【ジャン】 『ええと…次の十字路を左に行って、暫く行くと農家が有るよ…すると、其所がゴールさ!』 ★地図と調べた住所録を見るジャン… ・・・ブロ ロ ロ ロ… 【セバスチャン】 『良い街だな…パリの騒がしい町とは違い、心が洗われるな…』 ・・・モォ~   モォ~…〈牛〉 【ジャン】 『牛が挨拶してるぜ…ハハハ!』…(笑) 【セバスチャン】 『モォ~…』…(笑)(^O^) ・・・ハハハ!(笑) 【ジャン】 『おっ!…見えてきたな』 【セバスチャン】 『あぁ…長旅だったな…』 ・・・ブロ ロ ロ …キキッ…バタン!バタン! ★車を降りドアを閉める二人… 【セバスチャン】 『この家かぁ~…』 【ジャン】 『さあ、行くぜ!』
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