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【フランソワ】
『大戦半ばで…ドイツ陸軍の最高スコアーを叩き出したなんて…まさに死神だな…』
【セバスチャン】
『フランソワ警部補…勘違いしないで下さいよ!…』
【フランソワ】
『何故、勘違いなのかね?』
【セバスチャン】
『彼は、それだけの兵士では無い様ですよ…それが知りたけば…有る人と会いに行きますか?』
【フランソワ】
『有る人?…誰かね…』
【セバスチャン】
『実は…ヴィットマン夫人が居ますが…会って見ますか?…無理にとは言いませんよ!』
【フランソワ】
『会いに…何処迄なのか?…』
【セバスチャン】
『・・・西ドイツです…』
【フランソワ】
『西ドイツか…無理だが…』
【セバスチャン】
『解りますよ!…警察官ですからね!…』
【フランソワ】
『でも…興味が有るなぁ』
【セバスチャン】
『えっ?何故ですか?』
【フランソワ】
『今、君達が言ったじゃ無いか!…只の死神じゃ無いと…』
【セバスチャン】
『解りました、夫人立合いの時は、御呼びします…』
【フランソワ】
『あぁ…頼むよ』
★ジャン、セバスチャンはフランソワ警部補と別れ、確認最後の手続きである、ヴィットマン夫人に会いに行き、立合いを依頼する為だった…
【数日後…西ドイツ、バイエルン州の片田舎】
・・・ブロ ロ ロ ロ ロ …(運転)
【セバスチャン】
『良い景観だな…ジャン』
【ジャン】
『そうだな…ボルドーのワイン畑を思い出す様な眺めだな…』
・・・ブロ ロ ロ ロ ロ…
【ジャン】
『ええと…次の十字路を左に行って、暫く行くと農家が有るよ…すると、其所がゴールさ!』
★地図と調べた住所録を見るジャン…
・・・ブロ ロ ロ ロ…
【セバスチャン】
『良い街だな…パリの騒がしい町とは違い、心が洗われるな…』
・・・モォ~ モォ~…〈牛〉
【ジャン】
『牛が挨拶してるぜ…ハハハ!』…(笑)
【セバスチャン】
『モォ~…』…(笑)(^O^)
・・・ハハハ!(笑)
【ジャン】
『おっ!…見えてきたな』
【セバスチャン】
『あぁ…長旅だったな…』
・・・ブロ ロ ロ …キキッ…バタン!バタン!
★車を降りドアを閉める二人…
【セバスチャン】
『この家かぁ~…』
【ジャン】
『さあ、行くぜ!』
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