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「あ゛ー」
休み時間
机にうなだれるモカ
「馬鹿だねぇ。見えないようにしなきゃ」
ケイが呆れる
「んー…ん!?」
うなだれながら目線を上げると、廊下には人だかり
そこから頭がひょっこり見えてる宏樹を見つけた
「先輩♪」
走り寄るモカ
睨みつける宏樹
(う…こぁいょっ)
「おい」
「はい☆」
「二度とメールするな」
笑顔が凍る
「は…?」
「それだけだ」
「へ?先輩?せんぱぁい!!」
呼びかけを無視してスタスタ歩く宏樹
「ちょっと!藪野先輩と付き合ってんの!?」
廊下にいた子が話しかけてきた
「ま…まぁね☆(得意気に言ったものの…今のじゃ付き合ってるようになんか見えないよねぇ)」
「ふぅん」
(怖っ!!睨まれたよっ)
「あれはファンだな」
「ケイ!居たんなら助けてよぉ」
泣きつく
「バァカ。藪野先輩ってファンかなり多いんだよ。知らないアンタのがおかしいよ」
「へぇ…(私、入学して早々にイジメられたりしちゃう!?怖ぇよぉ)」
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