1人が本棚に入れています
本棚に追加
色んな意味でドキドキしながら学校は終わった
「ふぅー」
「なぁに溜め息ついてんのよ」
「いやぁ、今日は嫌がらせされなかったなぁって」
「アハハハハ☆大丈夫だって!ビビりすぎだから」
「アハ(人事だと思ってぇ!だってさ、テレビや漫画ではこんなパターンから始まるイジメがベタじゃんか)」
「藪野先輩が手回してんじゃないの」
「先輩…?(うーん…あの冷酷な目つきする人が?んー……。あっ!そっか!!私の事好きだからやってくれたのか☆)」
プラス思考バンザイ
「さ、先輩待ってるよ」
「うん☆」
駆け足で教室を出て行く
見送り、教科書をカバンに詰め込むケイ
「?」
視線を感じ、振り返ると
「ケイ~(泣)」
「オワッ!どしたの!?」
扉からのぞき込んでるモカ
「待ち合わせ…してないのお゛お゛!!」
「ええっ!?」
「うわぁぁぁん!!!」
「あんたねぇ…。ふぅ。ほら、落ち着いて、朝約束した時の話してごらん」
ケイは大人だ
「朝…?うーんと…」
最初のコメントを投稿しよう!