storyⅠ

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色んな意味でドキドキしながら学校は終わった 「ふぅー」 「なぁに溜め息ついてんのよ」 「いやぁ、今日は嫌がらせされなかったなぁって」 「アハハハハ☆大丈夫だって!ビビりすぎだから」 「アハ(人事だと思ってぇ!だってさ、テレビや漫画ではこんなパターンから始まるイジメがベタじゃんか)」 「藪野先輩が手回してんじゃないの」 「先輩…?(うーん…あの冷酷な目つきする人が?んー……。あっ!そっか!!私の事好きだからやってくれたのか☆)」 プラス思考バンザイ 「さ、先輩待ってるよ」 「うん☆」 駆け足で教室を出て行く 見送り、教科書をカバンに詰め込むケイ 「?」 視線を感じ、振り返ると 「ケイ~(泣)」 「オワッ!どしたの!?」 扉からのぞき込んでるモカ 「待ち合わせ…してないのお゛お゛!!」 「ええっ!?」 「うわぁぁぁん!!!」 「あんたねぇ…。ふぅ。ほら、落ち着いて、朝約束した時の話してごらん」 ケイは大人だ 「朝…?うーんと…」
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