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第一発見者は高野真理恵の恋人、大城 雅近(オオシロ マサチカ)19歳の大学生。
部活の先輩だったようだ。
「主だった質問はほとんど終わってるな。」
「はい。朝、彼女をアパートまで送り、家に帰ったあと彼女の忘れ物を発見。
携帯、家に電話をかけるも繋がらず、バイクで彼女の家まで。最後に彼女を見てからその間、約30分。
…その後、部屋のチャイムを鳴らすも出ず、忘れ物をポストに入れ、近くのコンビニへ。
その間約15分。
家に帰ると、携帯に彼女の電話から着信が。
ただし、無言の。
さすがにおかしいと思い、外に出ると…………
彼女の遺体が。」
「わざわざ彼氏の家の前か…………」
「最悪よね。犯人…」
PLLL PLLL
「悪い、オレだ。」
「はい?」
近くの路上に車を止め、携帯に出る。
『田並警部?』
「長田か?どうした?」
『それが…悪いニュースが二つほど。』
「……………何だ?」
『先ほど、高野真理恵の恋人の大城雅近が高野真理恵の自宅で首を吊って死んでいるのが発見されました…』
「そうか…二つ目は?」
『…………また、バラバラ殺人です。手口から見て同一犯かと。』
「………すぐ戻る」
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