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シゲ「名はゼファー」 「全大戦の地球軍モビルスーツストライクを元に設計した」
「ストライクの換装…ランチャー、ソード、エールの武器をそのまま搭載している」
ミキ「それで出るって言うの!?」
シゲ「そうだ」 「私がやらなければ…」
「くっ!」
シゲは地に膝をつきしゃがみこんだ。
ミキ「父さん…」 「ケガしてるじゃないか」
「そんな体じゃ無理だよ」
シゲ「それ…で…も」 「私がや…らな…けれ…ば…」
シゲはゆっくり機体へふらつきながら歩き出す。
そんなシゲの前をミキは立ちはだかる。
ミキ「やめろよ」
「父さん死ぬ気なの!?」
シゲ「……………」
シゲは黙りこんでいる
ミキ「だったら…」 「ここで父さんを死なすぐらいなら…」 「僕が乗る」
シゲ「バカを言うな」 「お前なんかが扱っていいものじゃない」
ミキ「操縦ならシュミレーションを何回もやってるから大丈夫」
「今の父さんよりは全然マシさ」
シゲ「バカ野郎」
シゲはミキに叱りつけた。
ミキ「怒鳴っても無駄だよ」
「その体で父さんがどうしても乗るって言うなら僕は…」
「父さんを殴ってでも止めて僕が乗る」
そう言ってミキはシゲの前を退こうとはしなかった。
そしてミキがシゲに近づいた。
ミキ「父さんあそこ」
シゲ「どうした!?」
シゲが振り向いたその瞬間……
「ゴツ」
ミキがシゲにみぞ撃ちをくらわした。
シゲ「お…まえ!?」
ミキ「ごめんね」
そう言ってミキはシゲを横に寝かせ機体に乗り込んだ。
ミキ「OSがメチャクチャじゃないか」
「クソ」
ミキはコクピットのパソコンでOSの調整をやりだした。
そして………
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