一年ぶりの再会

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しばらくしてミキはゼファーから降りてきた…。 目の前には軍の責任者とシゲがいた。 「君がアンドー博士の息子かね!?」 ミキ「そうですが…何か!?」 シゲ「まったく…。」 「無茶をするヤツだお前は…。」 ミキ「ごめん…」 「三機とも逃がしちゃった…。」 シゲ「ああ…」 「途中から見てた」 「よくやったよ…お前は…」 「そうだとも!」 「モビルスーツに乗るのが初めてだとは思えない動きだった」 「奪われた三機の事はこれから考える事としてまずは君に礼を言わなければな」 と軍の責任者は言った… ミキ「いえ……」 「僕は結局何もできなかった…」 「君のおかげで民間人の犠牲者が出なかった…」 「君が出なかったらどうなってたかわからん」 「本当にありがとう」 軍の責任者はミキに礼を言った。 シゲ「しかしお前…自分でOSいじったろ!?」 「テストでもあんな動きはできなかったからな」 ミキ「うん」 「あんなんじゃダメだと思ったから…」 「奪われた三機も多分変えたと思うよ」 シゲ「だろうな…」 「あんなOSのままじゃゼファーの動きについてこれない」 「犯人は…コーディネーターだな」 シゲの言葉にミキは焦りを感じた。 シゲ「どうした!?」 ミキ「いや何も…」 「ちょっと疲れただけだよ」 シゲ「そうか…」 「とりあえずお前は休め」 「後は俺とこの人で話をするから……」 ミキ「わかった」 「じゃあここで休ませてもらうよ」 「父さん達はもう行ってもいいよ」 シゲ「そうか」 「なら後で迎えにくるからおとなしくしとけよ!?」 ミキ「わかったよ」 ミキに言い聞かせシゲは責任者と車で走り去って行った。
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