六章

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手紙『弘樹へ。弘樹がいないとつまんないや!早く病気を治して学校に来いよな!皆待ってるよ!』 弘樹はその手紙が何よりも嬉しかった。 皆、僕のことを覚えてくれている。これが本当に嬉しかった。 そして、「明日も手紙が読める!」という希望が明日を生きる動力のようなものになっていた。 玄関で郵便屋さんが来るのを待つのが日課のようになっていた。
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