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日曜日。
10時に待ち合わせ場所で待っていると、
夏音 「ごめん。ちょっとだけ遅れちゃった。」
やっぱり、いつ見ても可愛い。
夏音 「どうかした?」
紫堂 「あっいや。なんでもないよ。どこ行く?」
夏音 「取り敢えず、服屋さん!あと他には、靴屋さんとか雑貨屋さんとか…。」
紫堂 「そんなにまわるの?」
夏音 「何よ!嫌なの?」
紫堂 「え?嫌じゃないよ。行くよ!」
夏音 「よし。」
僕は何気に、結構尻に敷かれてる。
元々、気の強い彼女だし、何より嫌われたくないのが一番だった。
まぁでも、そんな所も好きだから、これが普通になってるけど。
でも、何で女の買い物ってこんなにも長いのか…。
店に入れば、あれこれ様々見てはキャンセル。さっぱり決らない。
僕だったら、決めたやつしか見ないから、すぐ終わるのに…。
でも、こうして一緒にいられることは、すごく楽しい。
まぁ、あまり長すぎて、ケンカすることもあるんだけど。
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