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それから一週間…
僕の携帯が鳴った。夏音からだった。
久々の連絡に、ウキウキしながら、
紫堂 「もしもし?今まで何してたの?」
しかし、相手は夏音ではなく、別の人だった。
「もしもし…、紫堂君?」
紫堂「あれ?あっ…はい。誰…ですか?」
夏音母 「夏音の母親です。」
紫堂 「あっ!お久しぶりです。どうしたんですか?夏音の携帯で。」
夏音母 「実は…。」
僕はショックを隠せなかった。
紫堂 「嘘ですよね!?そんなこと…。」
夏音母 「事実なの…。ごめんなさい…。」
紫堂 「すぐにそっちに行きます!明日から夏休みだし、それに…約束してたんで。」
夏音母 「わかったわ。でも、どうなるかは…、保証出来ないから…。」
紫堂 「はい…。分かりました。では、また明日…。」
僕はその日、家に事情を話し、出かける準備をした。
今住んでいる場所から、新幹線に乗って四時間。
朝、一番のチケットを買って向かった。
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