運命

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残りの高校生活では、学校には行くものの、やる気はもちろん、生活態度までが悪くなっていた。 そんな僕を見かねて、悠太が僕を呼び出した、 悠太 「お前!いつまでそんなことするつもりだ!?」 紫堂 「……。」 悠太 「そりゃ…ショックが大きいのはわかるけど、本当に忘れているかわからねぇだろ?」 紫堂 「忘れているんだよ…。もう…。」 悠太 「諦めんなよ!お前には悪いと思っていたけど、俺は夏音の母ちゃんとたまに連絡取ってたんだよ…。」 紫堂 「…?なんでそんなことしてるの?」 悠太 「お前が心配だからだよ!」 紫堂 「俺は心配ないよ。ほっといてくれよ。」 悠太 「あー!!ムカつく!もうぉいいや!わかった!」 紫堂 「そうしてくれよ…。」 僕は親友に対しても、そんな態度を取ってしまった。 悠太 「あと、もうお前と話すことは無いと思うから、これだけは伝えおく。」 紫堂 「何だよ…?」 悠太 「アイツは、あの日以来彼氏は作ろうとしないし、お前と買ったリング、今でも付けてるってよ!じゃぁな。」 紫堂 「え…?」 悠太は物凄く怒って帰って行った。僕に希望を残して…
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