独りぼっちの少年。

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独りぼっちの少年。

虚空の彼方、少年は独りだった。 少年は独りだった為に話す事も文字を書く事も知らなかった。 それどころか、自分以外に『人間』が存在する事すらも知らなかった。 少年はハラが減ったと感じる。 そして食べる事を覚えた。 少年は生きるに最低限の事を全て自分で覚えた。
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