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「それは分からないわ。でも、貴方を純粋な気が取り巻いているわ…。Angel woodの葉?」
問いかけられてレミィは服の中からAngel woodの葉を取り出す。
するとAngel woodの葉は、ほのかに光りを放ちアムラエルを光で取り囲んだ。
まるで包み込むように、優しい光りだった。
「…分かったわ、Angel wood。呪われし“力”でも役に立つなら、私の“力”を貸すわ」
「アムラ…エル?」
ゆっくりとAngel woodから放たれていた光が引いていく。
アムラエルの表情は柔らかく、何故か晴々した顔つきだ。
「アムラエル…Angel woodは何を?」
「貴方の助けをしてくれって頼まれたわ。それと貴方はピュア・エンジェル家の血を受け継いでいるそうよ」
「ピュア・エンジェル…?」
「ピュア・エンジェル家はデス・エンジェル家と相いれぬ仲。私たちデス・エンジェル家は堕天使の家系。でもピュア・エンジェル家は尊き四大元素を操る四大天使の血を受け継いでいる」
ピュア・エンジェル家は争いを好まなかった。
全てを何とか話し合いで解決出来ないものかと言うのがピュア・エンジェル家の考え方。
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