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そして日常の生活に差し支えがない程度にレミィは話せるようになった。
エディには日が迫っていた。
「レミィ…貴方はどんな“力”を持ってるの?」
「“チカラ”?エディのあの花たちを治したような?」
「あんな感じのもの。“力”は人によっては恐ろしいものもあるの」
「…僕にはそんなのないよ。そんなエディみたいな“チカラ”なんてない…」
「そんな事ないわ。今、ここでくらしている事が“力”のある証拠だから」
レミィは首を傾げた。
エディの言っている意味が分からなかった。
“力”とは何なのか。
何故、ここにいる事が“力”のある証拠なのか。
「ここは…Angel gardenって言うでしょ。天使の庭って…」
「うん…。それが、どうしたの?」
「ここは私たちのように“力”を持ってる子供か、特別な技術を施した衣服を着用している人しか入れないの…」
「…どうして?」
レミィの質問にエディが苦々しい顔をした。
「それ以外の人がここに入るとね、心臓が弾けちゃうんだって…。BANG!って」
「死んじゃう…って事?」
「そう。ここは天使の“力”を持った子供しか入れないgarden。だからAngel gardenなの」
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