プロローグ

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「亮佑。今日三限さぼらない?」 「んー。別にいいけど?」 「やったぁ!!数学たるいんだよねー」 「いいのかよ。名プロファイリング師になるんだろ」 「いいのっ。亮佑といる方が数学より貴重」 「何言ってんだか」 「ホントだってば~」と猫なで声で田並くんに擦り寄る女。 こんな女が田並くんの彼女だと考えただけで吐き気がする。 「委員長」 私は振り替えった。 「水谷くん」 「充明でいいって~。クラス委員長、先生に呼ばれてるよ」 「ありがとう。水谷くん」 「……ま、いいけどね」 水谷くんは田並くんと幼なじみ。 彼も刑事になりたいらしいけど、きっと田並くんの影響。
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